すでに10月も下旬に入った。気づけばこのまま、あっという間に年末になりそうだ。
今年はコロナ禍による休校で、子どもたちが暇になったのをきっかけに、地元信州の山によく登った年となった。多いときで週3回、山と言っても超入門向けか、名もない里山だったりするのだが(無名なだけにメンテナンスがまにあわず危険な場合もあったりする)とにかく山に登っていた。
一家の長の有無をいわせぬイニシアティブで、近所をジョギングするだけではつかない基礎体力、とくにヒップアップが実現したのは個人的にはそうとう嬉しい結果となったが、そうでなくとも身体をつかって登頂し、眼下の景色を眺めながらおにぎりを頬ばるときは、シンプルに爽やかで気持ちがいい。
ナビゲーションにヤマップ(アプリ)をつかう前は、初級者向けの山で道をはずれて迷子になり、フェンスをのぼって脱出するはめになったり、そうかと思えば、不慣れなうごきで息子が崖から落ちてしまったりと、トラブルなしではなかったが、じきにそういう問題も劇的に減っていった。子どもたちには、予期せぬ事態やリスクと付き合う力なり姿勢なりをなんとなくでも感じてほしい。親が守ってあげられるのも幼少期まで、あとは100%予期できる事態やリスクが0%の環境なんてないわけだから、なんとか自分で前むきに切りぬけていってほしい☆