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女性誌をパラパラめくると、「失敗しない」服選びとか「失敗しない」ヘアスタイル、「失敗しない」着こなしなどなど
「失敗しない」ほにゃららというフレーズをよく見かける。
ちょっと、あれっと思ってしまう。
失敗しないことって、そんなに大事だったっけ?
服ならすぐ着替えられるし、髪はそのうち伸びてくる。
テイラーメードや植毛が前提ではないでしょう。
論理というより感覚や感性は、失敗から学ぶところが多いだろうし、もし一時的に恥をかいたら笑い話にすればいい。
むしろ「失敗しない〜〜」という失敗回避・リスク回避の癖がつくと、新しいことやおもしろいこと、ちょっとした試みも避けるようになっていくんじゃないのかな。いわゆる遊び心と呼ばれるものや個人的な楽しみなんかも、知らない間に薄れていく。
たしかに、身の丈を上回るほどの買い物や、人生をかけた決断で「失敗したくないよ!」というのはよく分かる。でも、その「失敗をしたくない」気持ちが強いほど、どこかで小さな失敗の経験を積んでおき、そこから学ぶという練習をなるたけ多くしておいたほうがいいと思う。結局、100%失敗しないでいつづけるなんて無理だから。
失敗したときどうするか、自分をどう立て直し、また別の新たな場所へ戻っていけるかどうかのほうが、ずっと大事なんじゃない?
身近な小さなことにこそ、どんどん失敗しようよ。